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離婚と仕事への思い

アトピーが改善され、新たな職を探すことになりました。
以前、勤めていた化粧品店が取り扱っていた化粧品会社の面接を受け、無事美容部員として働くことが出来ました。
元気になって外に出られること、大好きな仕事でお客様に接客できることはとても幸せでした。

しかし、美容部員の仕事は、従業員の時とは勝手が違いました。
私の仕事は、一週間の間に2.3件のお店に行かせていただき、マッサージ・メイク・販売をします。
それは、個々のお店のオーナーのやり方に合わせなくてはならず、自分が「これをお客様にしてあげたい」と思っていても出来ないこともあります。
お勧めしたい物があっても、お店的には別の物を売って欲しいということもあるのです。
従業員の時、自分の思い通りにメイクやアドバイスをさせてもらってバリバリと仕事していたので、物足りなさを感じてしまいました。
しかし、オーナーさんはいい方ばかりでしたから、その環境の中でも自分の求められていることをさせていただきました。
その 2 年後、出産と離婚を経験しました。
離婚して働かなくてはいけませんが、子供がまだ小さいうちは、子育てもしっかりとやりたいという葛藤の気持ちがありました。
そこで、時間に融通がきくパートになりました。
産後、新しく入店したお店には、もう何年もそこのお店を担当している先輩の美容部員さんがいました。
その先輩は売り出しの日になると、お得意さんには現品見本をあげてでも、化粧品を買ってもらうのです。
売上の数字が大事なのも分かりますが、現品見本は他のお客様に、店頭で試していただくものです。
そういう先輩の「数字を取る」「物を売る」だけの接客に疑問を抱きました。
私は「お客様が化粧品を買うとき、人と人の間に化粧品があること」という思いで仕事をしてきました。
この言葉は支社長が言われた言葉なのですが、今でも販売する時に「物の売るだけ」にないよう心に留めています。
好きな仕事ではありましたが「商品を売る」ということ以外に、何か他にできないかという思いが芽生え始めました。
ボディマッサージなど、目には見えないけど人を癒すことに興味がありました。
そこで、以前から気になっていたアロマを学ぼうと決めたのです。
しかし、昼間は仕事、夜は子供も小さかったので仕事が終わってから学校に通うことは不可能でした。

お金は掛かりましたが、通信教育でアロマコーディネーターの資格を取ることにしました。
通信教育では、実際にボディマッサージを実践できません。
結局1年後、休みの日はリンパマッサージを習いに行くことにしました。
母子家庭で金銭的に辛い中、無理をして資格を取ったのはいいけど「今後どうしたらいいのだろう」と不安がありました。
しかし次第に今の仕事を辞めて、資格が活かせるよう自分でやっていこうと考え始めました。
しかし、直ぐにお店を出すには経験が少な過ぎます。
エステサロンに転職し、友人の化粧品店も手伝いながら自宅サロンを出す準備を始めました。
エステサロンでは、私が一番年上でありながら入社の順ということで一番下っ端扱いでした。
年下の先輩スタッフの中での仕事は難しく、かなり気を遣いました。
まだ、20代前半の女の子たちはお客様がいらしても関係なく大きな声で話し、お肌についてもとても知識が乏しく、驚きました。
さらに、ニキビで悩むお客様が来られた時、一人のスタッフが「あんなにニキビあったら気持ち悪い」と言ったのです。
エステティシャンとしての発言として、とても恥ずかしく思いました。
こういう環境に身を置くことは試練、反面教師だと思い我慢して働きました。
「もう少しの辛抱。自分のため子供のため自宅サロンを開くため」と言い聞かせていました。
そして私は「お客様の気持ちに添えるようになろう」と改めて決意をしたのです。